例えば家族や友人、恋人などと何処かに出かけるとします。
通常多くの場合、そのシチュエーションに見合ったファッションを心掛けてコーディネートを考えると思います。
しかし、いざ出発する時になって集合してみると、どことなくダサく見えてしまう人が一定数います。
その人たちはなぜダサく見えてしまうのでしょうか?それは着ている服そのものに年季が入って古ぼけているせい、ということが少なからずあります。
もしも古着を購入して、それらしく着てみても、その魅力はちゃんと相手に伝わっているでしょうか?
今回は古着を着る際に気をつけたいポイントと、どうすれば清潔感が出せるのかについて考えていきます。
年季が入った服はこんなに嫌われる…
ファッションについてのアンケートでこんな声をみかけました。
現在付き合っている彼氏と、泊りがけでデートに行った際の話です。久しぶりのデートだったのでいつもよりも少し気合を入れてコーディネートをして行きました。
私のその時の服は数日前に購入したものでした。新しい服を着て大好きな彼と久しぶりのデート。
うれしさとウキウキ気分で夜も眠れなかったのですが…。彼のファッションを見てげんなり…。思わず「ありえない…。」と口から出てしまいました。
誰が見ても明らかなぐらいには日に焼けて色褪せた黒のストレートパンツに仕事でボロボロになった運動靴、いつも着ているヒートテック、その上にごく一般的なベージュのボックスコート、という出で立ち。
とてもこれから街へデートに繰り出そうというファッションではありませんでした。ちなみに、前回のデートとほぼ同じコーディネートでした。
古ぼけた印象を与える服は、おしゃれに着こなせばストリート感を出したり、少しポップで親しみやすい印象を与えます。
さらに着こなせば、ヴィンテージという新たな価値として、新品のアイテムよりも高い評価を得る場合もあります。
ですがその時、単に「古い服」と判断されてしまった場合は恐ろしく酷な評価を受けても致し方ないもの。
諸刃の剣であることをまずは覚えておきましょう。
古着の種類と選び方
まず、古着には2種類あるということを知っておきましょう。
・アメリカ古着
・リサイクルショップの古着
アメリカ古着は、例えば大量生産された軍服が大量生産されたものが新古品として今になって出回ったり、当時の現地人が売りに出したものなど。
当時の普段服や仕事着が、時代とともに廃れていく中、いくつかのアイテムは時を新しくして再びよみがえり、改めて脚光を浴びたりもするもの。
Gパンは炭鉱夫の仕事着ですし、Dr.マーチンのようなワークブーツも、当時の安全靴(つま先に鉄板のはいったもの)をモチーフにしたデザインのものも多く出回っていますね。
海外のデザインは肩幅が広かったり、面白いところに結び紐がついていたりと、日本には出せないシルエット、風合いを出すことができるのが魅力です。
アメリカ古着は街によってショップが固まっていたりします。東京で言えば高円寺などはアメリカ古着が非常に多いですね。
一方のリサイクルショップでの古着は、気に入っていた着古した服が売りに出される場合が多いので、シルエット自体に特徴はありません。
ですが、ブランドのアイテムを安く購入できたり、スウェットやデニム、革製品など、時間をおいて風合いの増したものを探している人に人気があります。
古着の着こなしではテーマを決めよう
着こなしで大切なポイントは、
- どこかで清潔感を見せること
- テーマを決めること
の2つです。清潔感は、全身古着にしてしまったり、虫食い、シミなどのあるものはNG。基本ですね。
大切なのは2番目のテーマを決めること。例えば、
- 羊飼い
- 修道女
- 水兵
- エスキモー
など。これらを連想させるファッションアイテム、その方向性がバラバラにならないように気を付けると、男ウケ、女ウケも良くなります。
2019年冬現在では、太目でシックな灯台夫のファッションを、少しポップに着崩したコーディネートをよく見かけますね。
テーマを決めると、単に古い服、からファッションへとランクアップしていきますね。
あとやっぱりアメリカ古着はいつの時代もおススメできますね。
- ジャージ
- ma1ジャケット
- ニットカーディガン
など。現代では決まったモチーフやパターン柄が用いられることが多く、ナノユニバース、ユナイテッドアローズ、シップスなど、ジャンルの似通ったお店ではどこへいっても同じデザインのものが並んでいたりしますから。
そんな時に差し替えたいアイテムですね。
アメリカ古着はキレイめファッションの外しアイテムとしても活用することができます。
逆に避けたいのは
- 肌着系
- ナイロンのマウンテンパーカ
- Pコートやチェスターコートなど、厚手ニット素材のアウター
厚手ニットのアウターは、2019年現在、アウターのシルエットがかなり細身になっているため、古着のものは幅が広く見えてしまいます。
その他の服と合わせるのがとても難しい。
薄手のトレンチコートなどであれば、生地がそこまで固くありませんから、少しサイズが違くても体に馴染んでくれます。
靴も、スニーカーなど、ソールがゴムの場合は、老朽化してすぐにボロボロになってしまうのでおススメしません。
お手本モテファッションコーディネート
まとめ
人は過去から発展を遂げるもの。
洋服も例外ではなく、過去にあった名作を基に、新しいイノベーションが起こっていきます。
先人の知恵を現代の知恵と掛け合わせて、ステキなオリジナルモテファッションを探してみてくださいね。