おしゃれなのはどっち?
上の画像の服、どちらがオシャレだと思いますか?どちらかを格安で購入できるとしたら、どちらを購入したいと思いますか??
服を見て、「これはおしゃれだな」「この服はダサいな」と思うのって、不思議ですよね。
この世に生まれた服は、どんな服も、似合う人がどこかにきっといると思いますか?
人はどのようにして、ダサい、ダサくないを決めているのでしょう。
ちなみに画像の2つの服は、どちらもプラダのシャツで、左はボタニカル柄のアロハシャツ、右はクレリックシャツですね。
メンズなら、モード・ストリート・アメカジ。
レディースならフェミニン・ガーリッシュ・コンサバなど。
流行っては廃れ、流行っては廃れ、ファッションは日々進化を遂げています。その分、服選びは難しくなっていき、新しい服にチャレンジしては
「なんか地味…」
「バランス悪くない?」
「どんだけカーキ色好きなの」
「奇抜だねぇ、それっておしゃれなの?」
などと、ありとあらゆる批判を浴びて、みなさん成長してきたことかと思います。
おしゃれって、どんなもの?
ダサいかダサくないか。
これを判断する基準はきっとあるはず。
同じ服を着ていても、おしゃれだねと言う人も、なんだか地味だね、と言う人もいる。
それは、個人の主観も入ってくるので、おしゃれというよりも、モテるかモテないか、なんて言葉に置き換えることができるのではないかと思います。
自分自身も、派手な109系のお姉さんと出かけるときと、フェミニンな後輩と出かけるときでは、選ぶ服を変えています。
「A fashion declines,while a style is forever.」
「ファッションはすたれるが、スタイルは永遠だ」
モードの帝王と言われた、イヴ・サンローランの言葉にあるように、スタイルを確立するためのポイントがわかれば、きっと流行を追うことなく、自分のファッションを見つけることができる。
良いといわれる服装には、やはり何かしらの統一感があって、それは何なのかをずっと考えていたんですよね。
おしゃれファッションの判断基準を考えてみよう!
そこで、服の良し悪しを決めるには、こんな5つのポイントがあるのではないかと思うようになりました。
- 色
- 柄
- 素材
- シルエット
- バランス
これって、どれもファッションを評価するときにはよく用いられる言葉かと思いますが、それを指標として一般的な基準で解説しているところはなかなかないと思います。
たとえばこんな服。
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— KINJI 梅田OPA店 (@kinji_opa_umeda) 2018年12月22日
🐞コーディネート🐞
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赤のカウチンは暖かいうえに
とても可愛いです☺🎈
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セーターにはボタンがついていて
かわいいですデザインになっております😍
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サロペットと合わせてメンズライクな
コーデにしました✨😌
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カウチン ¥2500+tax
サロペット ¥2500+tax
セーター ¥2500+tax pic.twitter.com/n9e7b4ENjs
赤のカウチンがとてもかわいいですね。
例えばこのカウチンを先ほどの基準に当てはめて評価してみると、
色は赤、発色も良くていいのですが、ちょっと派手かなあという印象なので4。
柄も入っていますが、冬の着こなしとしては、ノルディック間のある絵柄、例えば雪マークとか、トナカイ、もみの木なんかをモチーフにしてあったほうが良いかな、と思ったので4。
シルエットは、古着でざっくりしているので3.5。
なんて具合に選んでいきます。
もちろんこれは個人で差があって良いと思います。自分はこう思う、という評価をつけていけば。
でも、これをやっていると服の良し悪しを判断する基準としてとても明確になるな、と思ったんです。
面白くないですか?実際、これを頭で考えるようになってからは、服選びで失敗することはほとんどなくなりました。
服単体の評価基準としても良いですし、トータルコーディネートの基準としても便利なんですよね。
そして大切なのが、「バランス」の項目。これは、色、柄、シルエット、素材の組み合わせの相性が合っているかどうかを表します。
例えば今回のような冬のアウターを選ぶ場合。
想像してみてください。色はショッキングピンク、シルエットはスリムでピタっとさせて、素材はテカテカのジャージ。
雪の降る静まり返った街中で、こんな服を着ていたら、それはバランスが悪いといわざるを得ませんよね笑
もちろん、そんな一目見てわかるような変わった服を選ぶ人は少ないと思いますが、バランスというのはそういうこと。
冬なら、素材はニット。色は暖色系か、雪をイメージさせる水色、もみの木を連想させる深緑など。という風にすれば、バランスが良いと言えますね。
あなたにとって、この服はおしゃれ?
ちょっといくつか試してみましょう。
色・柄・シルエット・素材・バランス。5回くらい暗唱してみてください笑
この基準をもとにすると、この服はあなたにとってどんな評価になるでしょうか?
[MACKINTOSH PHILOSOPHY][7800円]MACKINTOSH PHILOSOPHY (マッキントッシュフィロソフィー) ニットジャケット サイズ:Lhttps://t.co/5igToKJcfm pic.twitter.com/6Chw66X1DQ
— トレファクスタイル (@tf_style) 2018年12月22日
これをこのチャートで評価してみる。
自分の場合は、
- 色:3.5 何色ともケンカしませんが、主張もしていないので
- 柄:3 何もないので(マイナス要素も無いときは3にしています)
- シルエット:3.5
- 素材:4 少しリブが入っているので
- バランス:4
あなたの評価はどうでしたか?では、次はこんな服。
crazy-pattern-art-blouson
— 0.14-used clothing- (@reitenichiyon) 2017年4月11日
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¥9800
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アート感の強いクレイジーパターンのブルゾン。
奇抜な中にもオトナな配色。
ポリエステルで軽く、間違いなく春に活躍する一品。
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■0.14■
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■渋谷区神… https://t.co/GKPfSMZRJG pic.twitter.com/Kn8B8YsI5F
どうでしょう…これはかなり判断に迷うのではないでしょうか?
自分の場合はこんな感じ。
色:4.5 結構多色は難しいのですが、きちんと原色系で統一されていて個性がまとまっている感じがします。
柄:4.5 これも人によって評価が分かれるところかなと思いますが、自分は髪型も派手目で、こういう服は結構着れてしまうので、割と好きです。
シルエット:2.5 古着なので…。クタっとしたのが好きな人は好きかも?
素材:4 ただのジャージでなく、光り方に波が見えるので割と高評価にしました。
バランス:4 ジャージ素材のブルゾンだからこそできる配色かなと思います。これがニットだと着ないかな…笑
チャートにするとこんな感じになりました。
どうでしょう?この服を買うなら、出せる金額は…4,800円くらいかな。
自分は服を選ぶときにはこんな風に考えて、楽しく服を選んでいます。
ピンときた!という感覚も大切にしていますが、迷ったらこの基準に当てはめて、「これならこのくらいの金額は出せるな…」と考えてから値札を見て、それ以下だったら買うようにしています。
服を選ぶ判断基準がわからない!という人の参考になれば嬉しい。
自分なりの評価を見つけて、服を楽しむきっかけになればいいなと思います。
まとめ
いかがでしたか?服をみつけて、これはなんかピンとくる!買おうか迷う…なんてことはあるかと思うのですが、何に迷っているのか、自分でもわからなくなることってよくありますよね笑
そんなときに今回の基準を設けて、この評価ならこのくらいの金額は出せる!なんて決めると、服選びがより楽しくなってきますし、服に対する考え方も理屈でかんがえられるようになってくるのではないかなと思います。
当ブログではこんな指標をもとに、各シーズンの注目アイテムを評価していきます。
ぜひお気に入りのアイテムを当サイトで検索して、なるほど、こんな評価か…いや、私はこう思う!なんていう風に、ファッションを楽しく探してみてくださいね。